しゅんの気まま日記

千葉の奨励会員です。好きなことをゆるーく書きます。

『りゅうおうのおしごと!』7話の感想

 こんばんは。今日は深夜の投稿です。ネタバレ含みますのでご注意を。

 

 さきほどリアルタイムで視聴を終えたばかりですが、さっそく書きたいと思います。今回は原作3巻の部分にあたるところで、内容としては桂香さんが降級点をなかなか消せずに苦悩しているところです。姉弟子の銀子に研究会を誘いますが「今後は銀子ちゃんのために尽くす」という理由では断れてしまっても仕方ないと思います。銀子にとっても桂香さんは大切な存在だからこそ、その発言は重いものがあります。

 

 そして研修会の日になり、師匠に「今日2連勝できなかったら研修会を辞める」と発言。その決心の通り1局目は天衣ちゃんに意表の一手損角換わりで勝利し、2局目はあいちゃんに石田流から優勢の局面を築きます。しかしあいちゃんは自身が負けたくない思いを全面的に出し、不利な局面から逆転に導きます。その懸命な姿を見て桂香さん自身も本気で将棋が好きだったことを思い出し、敗れはしましたが研修会を続けることになります。

 

 個人的には今回の内容はとても共感できるところがありました。私も大事な一番で負けてしまったり、奨励会で降級を経験したときに何度も「将棋を辞めよう」と思ったこともあります。また一部の方は知っていると思いますがAIがプロ棋士の実力を越えたときも辞めようと思いました。それでも今は奨励会を続けており、全く後悔はしていません。その原点となっているのが「将棋が好き」という気持ちが残っているからだと思います。私は4歳のときに出会って以来、狂ったかのように将棋を指していました。幼稚園年長の時先生に「将来の夢は何になりたい?」と聞かれたときに「プロ棋士になって名人を獲りたい」と公言していたそうです。この話は親から聞いたので今の自分は全く覚えていませんが、そこまでの思いは持っていました。

 

 今回の7話は私自身も刺激を受けましたし、また将棋に関係ない人にも刺激を受けてほしいと思いました。今自分が本気で打ち込めるものを持っていなのであれば、これを機会に見つけるのはありではないでしょうか。少なくとも私はそのような人生を歩みたいです。もちろんそれは容易ではありません。好きなものを極める過程には必ず挫折があります。先日の『情熱大陸』では羽生善治先生と井山裕太先生のドキュメントがありました。その中で井山先生は世界大会の決勝戦で敗れて準優勝に終わったシーンがありました。その時の表情を見て心に響くものがありました。囲碁の世界では日本でトップの方でも挫折はします。だからこそ、私も早くその境地に行きたいと思っています。

 

 また7話は作者の白鳥先生がどうしても書きたいシーンであると述べていました。私も奨励会に気づけば8年所属していますが、初めに突き当たる初段や三段の年齢制限に間に合わずに退会された方を何人も見てきました。中には全国優勝経験者でも私より先に辞めていってしまい、私自身も何度もショックを受けてきました。もちろん今の私も三段の年齢制限が近づいてきています。今思えばなぜ中高生のときにもっと将棋の勉強をしてこなかったのか...と思うこともあります。しかしいくら思っても時間が戻ることはありません。だからこそ現実と向き合いながら、今の自分にできることを続けていきしかありません。

 

 この後、桂香さんは女流棋士になれるのでしょうか。それとも...。続きはライトノベルの原作で現在7巻まで出ていますので、こちらを見ていただけると嬉しいです。正直ライトノベルを読んでからアニメを見ると作品の見方が大きく変わります。また本作はその傾向が強いので、そちらをおすすめします。

 

 本日は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました(*^-^*)

 

【追記】

個人的に今話で1番好きなシーン。10歳の桂香さんが25歳の自分に当てて手紙を書いている場面です。将来の希望に満ち溢れているこの表情。その気持ちを失ってほしくないですね。

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