しゅんの気まま日記

千葉の奨励会員です。好きなことをゆるーく書きます。

藤井六段、13連勝に更新

 こんばんは。今日は夜の投稿です。

 

 今日は竜王戦5組ランキング戦の藤井六段-阿部隆八段戦が行われました。竜王戦は昨年に藤井先生が6組を優勝して、29連勝を伸ばす大きな棋戦となりました。今期は5組からのスタートですが、1回戦目に中田功七段に勝利し2回戦目となっています。

 ↓のリンクよりトーナメント表を確認できます。

第31期竜王戦 5組ランキング戦

 

 ではここからは具体的な内容に入っていきたいと思います。序盤は相居飛車の流行形に近い形になりました。

 

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 この局面で通常先手番は角道を通したまま組み立てることがおおいですが、藤井六段は▲66歩と指しました。この後▲67銀~▲78金と進めて、現代調のバランス重視の構えに進みました。対して後手は玉を囲った後に7筋を狙いにいきます。

 

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 数手進んで後手が仕掛けた局面です。パッと見た感じでは7筋が受けにくいですが、本譜は▲75歩△64銀▲77金と柔軟に対応します。最近では▲77金のような形で受ける将棋が増えてきており、実際に優秀な形であると認識しています。以下はお互いに手探りを進める展開となりました。

 

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 前図の局面から押し引きが続いております。以下長手数を進めますが、▲26飛△33桂▲15歩△53角▲56銀右△55歩▲47銀△94歩▲29飛(下図)と進行しました。

 

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 ここ数手は先手が手損したように見えますが、相手を歩切れにした点や端を薄くした点が大きいです。藤井六段の特徴でもあるのですが、中盤での細かいポイントを稼ぐのが非常に上手いです。個人的には以前の朝日杯準々決勝の対佐藤名人戦や、C級2組順位戦での対高野四段戦などが特に印象深いです。以下は先手は▲18香~▲19飛と進めて端攻めを決行します。

 

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 さらに進んで△42銀と引き締めた局面。ここでの先手番は指し手が広く、急いで攻めすぎると後手陣の厚さに押されてしまいます。この局面での指し手はかなり個性が出るところですが、▲64歩が素晴らしい一着でした。以下△同歩▲62歩△同角▲65歩と進んでみると、次の▲64歩がとても厳しい格好になっています。ここで先手良しがハッキリした印象を受けました。

 

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先ほどの局面から大きく進みましたが、ここまでくると▲64歩の効果が大きく表れています。具体的には▲63金の筋が受けにくく(本譜も実現しました)、分かっていても後手は防ぐ手段がありません。

 

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 本譜は▲63金~▲62金と無条件で角を入手し、最後は上図の▲35角の大技を決めて後手の投了となりました。以下は△35金▲同飛が厳しいです。特に△28歩が残っているので次の▲25飛を防ぐ適当な手がありません。終わってみれば大差になっていました。

 

 内容の解説は以上です。個人的には▲64歩がとても印象深く、組み立て方が非常に上手かったです。後手からすればあまり力の出せない展開となっております。藤井六段の完封勝ちといってもよい内容ではなかったのではないでしょうか。

 

 この勝利を持って連勝を13に伸ばした藤井六段。この後どこまで連勝を伸ばすのでしょうか。今後も注目です。

 

 今日は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました(*^-^*)

 


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