しゅんの気まま日記

千葉の奨励会員です。好きなことをゆるーく書きます。

コンピューター将棋選手権 一次予選の感想

 こんばんは。今日は夜の投稿です。

 

 今日はコンピューター将棋選手権一次予選の感想を書きたいと思います。ただ全部を見たわけではないので、個人的に印象に残ったところをピックアップしていきます。

 

 一次予選で一番注目を集めたソフトは『Crazy Shogi』だと思われます。外国の方がプログラミングをされたもので、確かフランスの方だったと思います。1回戦こそ敗れたものの、2回戦以降は連勝を重ねていきました。個人的にこのソフトを見て感じたのは、圧倒的に攻め将棋であるなということです。ただ序盤から馬を作られる展開が多くみられた点が、他のソフトとは異なり課題であると感じました。最終結果は5勝3敗で12位と堂々の成績を収めました。勝ち点次第では予選通過があっただけに、かなり惜しかったです。

 

 そして今回のダークホースとされているのは一次予選を全勝した『PAL』です。1回戦から雁木戦法を用いて作戦勝ちとなり、寄せまで見事な駒捌きが見られました。他の方もTwitterで書かれていましたが、非常に人間に近い将棋を指している印象を受けました。二次予選以降も台風の目となるのでしょうか。このあたりも注目です。

 

 この中で非常に勿体なかったのは、『ツツカナ』の予選敗退です。このソフトは決勝リーグまで出場経験があり、優勝候補に入ってもおかしくないです。しかし午前の2局が不戦敗となってしまいました。その理由はパソコンを抱えて持ってきたため、1時間で着くところを4時間かかってしまったとのこと。ちょうど私は『大合神クジラちゃん』のソフト開発者である、えびふらいさんのニコニコ生放送枠を見ていたため、リアルタイムで知って笑ってしまいました。ここでの予選2連敗が響いたものの、最後は勝てば予選通過の対局まで持って行ったのは素晴らしかったです。その対局相手であった『Novice』は予選通過となりました。まさに紙一重です。

 

【一次予選通過のソフト】

1位 PAL

2位 Hefeweizen

3位 Novice

4位 名人コブラ

5位 S.S.E

6位 ArgoCorse_InSyo

7位 dlshogi

8位 W@nder

 

 一次予選を通過されたソフトは本当におめでとうございます。全てではないですが、通過されたソフトの分はほぼ見ました。どの将棋も私には理解できない手(誉め言葉)がたくさんあり、非常に強い印象を受けました。

 

 これ以外の予選の詳しい情報は下にリンクを貼りますので、そちらをご参照ください。このサイトの下に表示されているところから棋譜を見ることもできます。

第28回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継

 

 明日からは二次予選が始まります。このあたりから本格的な将棋が増えることが予想されるので必見です。できる限りの棋譜は見れるようにしたいと思います。ただ明日は夕方から日付が変わる前くらいまで用事があるので、もしかしたら明日中にブログの更新ができないかも知れません。その点はご了承下さい。

 

 最後に私が一番印象に残った一手だけご紹介させてください。3回戦のArgoCorse_InSyo対Novice戦より。

f:id:toshikzu1102:20180503230258p:plain

 出だしは相掛かり調の将棋でしたが、現局面は角換わりに近いような将棋になっています。現局面は△3六歩と催促にきたところで先手の桂馬を入手しようとしています。具体的には後手が桂馬が入ると△7六桂の筋が残るのが大きいです。ここで困ったように見えたのですが、次の一手は衝撃的でした。

 

 

 

f:id:toshikzu1102:20180503230558p:plain

 正解は▲4五角でした。指されてみればなるほどの一手で△4五銀であれば▲同桂と取り、手順に桂馬を逃がしながら攻めに活用することができます。本譜はそこで△8二飛と対応しました。実に渋い応酬です。この後も難解な局面が続きましたが、最後は後手番のNoviceが勝利を収めました。非常に面白い一局だったので紹介しました。

 

 今日は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました(*^-^*)

 


将棋ランキング