しゅんの気まま日記

千葉の奨励会員です。好きなことをゆるーく書きます。

『りゅうおうのおしごと! 9巻』の感想

 こんばんは。今日は夜の投稿です。

 

 夏季休暇に入りこの数日は将棋三昧の日々となっています。自由に将棋ができる今の環境に感謝しています。

 

 今日のテーマは『りゅうおうのおしごと! 9巻』の感想です。ここからはネタバレも含むので、知りたくない方はブラウザバック推奨です。

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 今回は表紙にもなっている夜叉神天衣がメインとして描かれています。またネット上でも話題になっていましたが、1巻の表紙と対比になっています。このあたりは趣きがありますね。

 

 そして内容としては『マイナビ女子オープン』の予選を勝ち進み挑戦者となった天衣が、タイトル保持者である空銀子女王と五番勝負を行うというものになっています。その中で天衣にとって初めての壁にぶつかり、どう乗り越えていくか。その過程が中心となっています。

 

 個人的に今作で一番印象に残ったのは、『茨姫』と呼ばれた花立薊女流五段のエピソードです。薊は突如現れた銀子に勝てなくなり、その対策として銀子になりきろうと外見をはじめ内面まで真似をした。しかし銀子にはなれず、次第に体や心を壊し始めていった。その中で今の夫となる男性棋士に告白され「愛」の大切さを知った。その結果自分のためでなく夫のために将棋を指すようになったというもの。

 

 このエピソードについては読んだ後にかなり考えさせられました。自分のためでなく人のために指す。今の自分にはそのようなことは考えたことも無かったです。強いて挙げるなら家族のためでしょうか。しかし盤上に座っているとそのようなことは考えません。ただ自分のために戦う。その思いで生まれて21年間盤上に向き合っていました。

 

 ただこのエピソードを読むとそのような経験をしたことがない自分が非常に悔しく感じました。今この文章を書いていて涙が出るくらいには悔しいです。またそこまで自分に向き合えなかった自分がもっと悔しいです。そのような大切な存在を今後は見つけていきたいと思います。

 

 

 話を本編に戻しますが、最終的に銀子の3連勝で女王を防衛しました。しかしそれ以上に大切な存在、近すぎて気付かなかった存在に気付いた天衣はある意味では勝者になった気がします。逆に防衛に成功した銀子は一転して勝負に勝ったが敗者に回ってしまったように感じます。そのあたりの詳しい描写はぜひこの作品を読んでいただけたらと思います。

 

 

 最後に私事になりますが、明日は所司一門将棋センター青砥店にて『熊谷俊紀 怒涛の七番勝負』の4局目があります。対戦相手は私の兄弟子である石田直裕五段です。当然厳しい戦いになることが予想されますが、今の自分が持っている全てを出し切って指したいと思います。また指導対局も行う予定ですので、そちらも併せてよろしくお願いします。

 

 今日は以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました(*^-^*)

 


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